浮気調査はよく考えてから
世間的に浮気調査は「高額な費用」が必要となる調査であると認識されています。
この認識が薄い方が安易に浮気の証拠を欲して探偵の調査を利用することはお勧めできません。
何故、このようなことを進言するのか?
理由は現実的なお話しになるのですが、数日の浮気調査で数十万の調査費用が発生することから、浮気の証拠が必ず出る案件か?という視点から判断して、依頼人の思い過ごしで浮気の事実が存在しない調査結果に対して数十万円を支払うことに抵抗がないか?という問題になるのです。
多くの浮気調査を依頼される方達は浮気の「裏付け」や「根拠」を多少なりとも持って浮気調査を実施されます。
極稀に「勘」を100%の基準とされるご依頼者も存在しますが、浮気調査着手後に無駄な調査時間が増加する傾向になってしまうものです。
このようなことから判断しても、軽はずみな浮気調査を実施しないために重要なキーポイントを十分に理解することが必要となるのです。
浮気を疑うようになった理由とも言える「裏付け」「根拠」ですが、その感じ方は人により様々であると言えます。
理解しやすい変化が日常生活の中に目につくようであれば簡単に浮気を疑う裏付けとなりますが、仕事や趣味などの時間に紛れて見分けが付かない方が多く、
と言葉にする方がいらっしゃいます。
定期的な習い事や毎週必ず出かける趣味などがある人物の浮気は気付くことは困難と言えます。
このように外出予定が多い人物の行動を一つ一つ精査することは大変な作業となります。
まず、浮気を疑う順序で判断する場合、
「外出が少ない人物は浮気を疑い難いが、外出機会が多い人物は浮気の可能性がある」
となります。
お話しをもとに戻して「裏付け」という点で述べますと「外出したにも関わらず○○である」というポイントが浮気の裏付けとして浮上するのです。
悪天候でゴルフに出かけたにもかかわらず、着衣にプレーの痕跡が少ない。
晴天の釣りに出かけてきたにも関わらず、日焼けなどをしていない。
毎週末にドライブが趣味で出かけ、先々で名物を購入して帰宅するパートナーの愛車の走行距離に変化が少ない。
浮気する人物の共通点「嘘をつく」
充分な理由が見当たらない状況で闇雲に浮気調査を実施することは「無駄な浮気調査」に直結してしまいます。
前述したように浮気を疑うに値する根拠、裏付けが欲しいものです。
少し話がそれますが、浮気をしている人物達に共通することがあることはご存知でしょうか?
浮気の経験をお持ちの方ならば直ぐ頭に思い浮かぶことなのですが、浮気相手との時間を優先する為に友達に嘘の予定を伝えたり、パートナーに対して「日曜は得意先の接待でゴルフ」などの嘘の予定を伝える行為が必要となるのです。
そうです。ご理解いただけたと思うのですが、浮気や不倫をする時間を作り出すために周囲の人物に対して嘘が必要」となるのです。
嘘は口にする人物次第で大きな墓穴を掘ってしまうものです。
もし、あなたが必要に駆られ家族に嘘をつかなければならなくなったとしましょう。
上手に嘘がつける人物は登場人物や行先などを詳しく伝えることはしません。何故なら「嘘を確認される要素が増える」ことになるからなのです。
嘘をつく行為にはつじつま合わせが必要となることから「多くを口にしたがらない」ことが表面化しやすいものなのです。
このような状況から見えてくる一つの対策は口数の多い予定に関しては「本当の予定」と判断し「口数の少ない予定」は嘘の予定である可能性が高いということなのです。
嘘の予定と思われる時間の後に「浮気の痕跡」をそれとなく精査することは意義のある行動と考えられるのです。
浮気には必ず痕跡が存在する
探偵である私たちが浮気という行為から受ける印象は「必ず誰かに知られてしまう行為」という認識が強いと言えます。
浮気をしてしまう人物の多くは「誰にも知られないようにすれば大丈夫」などの正反対の考え方をお持ちかもしれませんが、この考え方が通用する人物は極めて稀であり、多くの方は「浮気の痕跡」を周囲に残し身近な人物達に「おやっ?」という疑念を持たせしまうものなのです。
一度や二度ならば疑念を持つまでには至らないかもしれませんが、浮気はエスカレートすると大胆に振る舞うことが常であるため、外出先で知人に見られ認知されてしまうなどの可能性があるものなのです。
世間は広いようで狭いという言葉通りの現実が展開しているのです。
とある会社社長が勤務時間内に愛人とホテルを利用するとしましょう。
平日の昼間に浮気をしていれば帰宅時間にも影響を及ぼさないという「浅い考えからの行動」をしてしまい、結果的には奥様に浮気の痕跡を見抜かれ「浮気の証拠を撮影される」という結果になりました。
結局のところ浮気を疑われるような行動や仕草が家庭内で認識されてしまい「アフターファイブ以外の時間帯に浮気をしている事実は見抜かれていた」というお話しになるのです。