浮気・不倫の確証とは
浮気調査をした結果、配偶者と異性がラブホテルに入って数時間以上を過ごしてくれればこれ以上ない絶対的な浮気の証拠となります。
仮に何もしなくて出てきたとしても2時間も過ごせば何もしなかったではまず通りません。
それこそ5分、10分で出てくれば別ですが。
ラブホテルという場所は一般社会通念上、男女が肉体関係を結ぶところ、いわゆる性行為をする処という認識であるということなのです。
ラブホテルに2人が入るという事実は2人がこれから起きる事にお互いに同意して入室していると見なされるのです。
しかし、浮気関係の2人がラブホテルを使用しなかったらどうなるのでしょうか?
過去の浮気調査や不倫調査事例から浮気・不倫の確証を考察してみましょう。
①シティーホテルの場合
シティホテルとは高級な国際ホテルから町のビジネスホテルといろいろとあります。
このシティホテルに2人で同じ部屋に宿泊してくれればほぼ浮気・不倫の関係とみなされます。
ですから調査に携わった探偵はフロントでのチェックインの様子から部屋に入るまでを出来る限り押さえておかなければなりませんし当然、チェックアウトの様子も押さえなければなりません。
しかし、宿泊せずに数時間で出てきてしまったり、相手か又は配偶者がひとりで出てきた場合はどうでしょうか?
この場合、浮気・不倫と断定できる証拠にはなり得ません。
シティーホテルやビジネスホテルの場合、個人的なことや仕事上のことで相談、密談していたと言われるとそれを覆すだけのものを提示しなければなりません。
シティーホテルなどの場合、商談などでも利用されることもあり、部屋に入ったから不貞行為をしていたということにはならず、何度かこのような状況を押さえなければならない必要性が出てきます。
②浮気・不倫相手の自宅
浮気現場でラブホテルに次いで多いのが浮気相手の居住先を利用するというケースです。
このケースでも不貞行為と確証を得るには時間がかかります。
まず数時間過ごしていた場合、そこに宿泊した場合によっても異なりますが相手の居住先において絶対に2人でいたという証拠も必要になってくるのです。
あるご主人が独身同僚女性の家に入りました。
3時間過ごして出てきました。
まず不貞ということは想像することはできますが絶対という確証には到底なりません。
これは独身同僚女性宅には既に友人男女が数名入っており、友人のひとりとして呼ばれ、みんなと一緒に飲食しながら談笑していたかもしれないのです。
宿泊した場合にも同じようなことが言えますしマンションなど玄関口が見えなかった場合、後から友人も来てみんなで夜通しお酒を飲んでいたと言われるかもしれないのです。
よく芸能人などはこの言い訳をしているケースが多いのですがそうではないという裏付けもありません。
浮気・不倫調査の場合、絶対に2人きりで過ごしていたという確証を取らなければなりません。
そうでないと浮気・不倫の証拠にはなりません。
もし浮気相手と外で待ち合わせ、2人で浮気相手の家に行き、玄関の鍵を開け、2人で入室、灯りがつき、しばらくして消灯、玄関口より誰も入っていないという状況を長時間確認し翌朝、2人で出てきて、浮気相手が施錠し共に外出したことを確認すればどうにか不貞行為と見なされる場合はあります。
しかし、どこでも玄関口が見える、2人でいつも行動するという都合の良いケースばかりではありません。
こういった場合には何回かその部屋なり建物に入るのを押さえていくしかないのです。
③車内での場合
たまにですが仕事や通勤に車を利用する人の中に浮気相手と車内で不貞行為を済ます人がいます。
このケースも浮気・不倫の確証を得ることはなかなか難しいのです。
真っ昼間、人気のない場所で窓を開けて不貞行為をしていれば当然、望遠カメラなどを駆使し簡単に撮影はできるかもしれません。
しかし、殆ど夜間、人や車の来ることがなく、外灯も少ない暗がりに停車して不貞行為を行っています。
殆ど真っ暗な状況であれば赤外線カメラなどの特殊なカメラを使用しますが車の窓によって遮られたり、曇ってしまい中の様子が伺うことが難しいのです。
まさか近くに忍び寄って中をのぞき込む訳にもいきません。
ただシートに座って喋っているだけかもしれないのです。
このケースでは写真やビデオを撮影するのはかなり厳しいのですがこういった場合に役に立つのがICレコーダーや盗聴器です。
最近のICレコーダーは長時間録音できる物も安く売られていますし盗聴器もかなり性能も良くなり、小型化しており、配偶者が使用する車内に仕掛けておけば、不貞行為の音声を採取、確実な証拠を押さえるのにはかなり有効です。
もちろん浮気相手とどこで合流、どの場所で録音し、その後の2人の行動を付け加えれば更に不貞の証拠としてかなり有効な効力を発揮します。
ただしあくまでも自家用車であることが前提です。
会社の車を利用されてしまうと盗聴器などの装着は困難と言えるでしょう。
④勤務先社内での不貞行為
まれではありますが浮気・不倫相手が同僚、上司、部下の場合、勤務先社内で不貞行為というケースがあります。
残業を装い、自分や相手のデスク周辺、応接室、会議室、休憩室、作業場などを不貞行為の場所として利用する人、さまざまです。
正直、この場合、探偵ではどうしようもないのが現状です。
まさか勤務先社内に盗聴器を設置(会社経営者の承諾がない場合は違法行為となります)する訳も行かず、配偶者の所持品に盗聴器、ICレコーダーを忍ばせるのにも多少、無理があります。
ただ、こんな2人でもいつもいつも社内で不貞行為を済ませているということは絶対にありません。
こういう2人であってもたまにはラブホテルを利用することもあるのです。
そのチャンスを捕まえる以外に証拠を押さえることは厳しいと思って下さい。
ラブホテル以外の場所での不貞行為を実証する難しさがお分かりいただけたかと思いますが早々悲観はしないで下さい。
上記①②④の場合にはメールなどのやり取りをプラスすることで浮気・不倫の確証となることも最近は増えてきています。
メールのやり取りだけでは証拠としては不十分であったもいろいろな行動状況を合わせることて確証となる場合もあるのです。
浮気・不倫の確証を押さえるのには根気とタイミングも必要とします。
浮気調査、不倫調査を要望される御依頼者に対して相談時からこのようなリスクについてもきちんと説明してくれる探偵事務所は誠意のある探偵と言えます。